風邪をひいたときの心理学

風邪をひくと、体調だけでなく心のバランスも崩れてしまうことがありますよね。

今回の記事では、心理学の知識を活用して、風邪のときの心と体をどうケアするかを考えていきます。

登場するのは、ライフ心理学アドバイザーの日向さんと、料理研究家の小泉ミコさん。

心理学の知恵を、風邪にまつわる日常の悩みを通して語り合う2人の会話をお楽しみください。

日向さん「最近、寒暖差が激しくて、体調を崩しやすいですね。ミコさん、大丈夫ですか?顔色が少し青白いけど」

 

小泉さん「うん…実は昨日から喉が痛くて。無理してレシピ開発の仕事を続けてたら、熱が出ちゃって。自己管理が甘いってわかってるんだけど、締め切りがあるとどうしても」

 

日向さん「そうだったんですね。それは大変でしたね。風邪をひいたときって、ただの体調不良だけじゃなくて、心にも影響が出やすいんですよ。」

 

小泉さん「え、心?確かに、風邪をひくと気分が下がるけど、それってなんで?」

 

日向さん「あ…、また心理学の話になっちゃいますけど、大丈夫ですか?つい、話しすぎちゃうかもしれないので」

 

小泉さん「日向さんのお話、ぜひ聞かせて」

 

日向さん「えっとですね、体が弱っているときは心も敏感になるんです。免疫反応が活発になると、心も一種の防御モードに入って、ちょっとしたことでもイライラしたり、不安を感じやすくなるんです」

 

小泉さん「あー、だから昨日、些細なことで泣きそうになったんだ。思ったより影響大きいのね」

 

日向さん「ええ、そうなんです。それに、ストレスも風邪をひきやすくする要因なんですよ。ストレスホルモンが免疫機能を抑えてしまうので、特に忙しいときは風邪にかかりやすくなります。ミコさんも、レシピ開発のプレッシャーが大きかったんじゃないですか?」

 

小泉さん「うん、最近ずっと張り詰めてた感じ。でも、どうすればもっと気楽に自分をケアできるのかなあ。私、完璧主義だし」

 

日向さん「ミコさんみたいに完璧を目指す人には、『自己コンパッション』が有効です。つまり、自分に厳しくするのではなく、優しくいたわることを心がけるんです。たとえば、『今日は十分頑張ったから休もう』って、自分に言い聞かせるんです」

 

小泉さん「自分に優しく声をかける、ね…。普段、自分を追い込みがちだから、それ新鮮かも。でも、それだけで気分が変わるの?」

 

日向さん「実際、効果はありますよ。自己コンパッションが心のバランスを取り戻す助けになるという研究もありますし、自己批判が減ることで、回復が早まることもあるんです」

 

小泉さん「それなら試してみようかな。でも、風邪ひいたときって家族や周りの人の助けも大事よね。私はどうしても1人で頑張っちゃうからさ」

 

日向さん「その通りです。心理学的に言うと、社会的サポートが心の負担を軽減するんです。家族や友人の温かい言葉やサポートが、体の回復を促すんですよ」

 

小泉さん「あ、そういえば昨日、夫が私の代わりに食器を全部片付けてくれて、それで気持ちが楽になったんだよね。ちょっと泣きそうになったけど、それが良かったのかな?」

 

日向さん「まさにそれ!そういう小さな優しさが心を癒やし、免疫力の向上にもつながるんです。旦那さん、とても素敵ですね。いいなあ」

 

小泉さん「うん、ありがたい存在だなって改めて思った。でも、忙しくしてると、心のケアにまで気が回らないよね」

 

日向さん「そうですよね。でも、風邪は心と体の両方をケアする絶好のチャンスなんです。心理学の知識があると、少しでも自分をいたわる習慣がつくようになりますよ」

 

小泉さん「うん、心理学って本当に心に優しい知識なのね。日向さんの話を聞いてると、安心する感じがする」

 

日向さん「ありがとうございます。心理学は、まさに日常を豊かにするツールですから。ミコさんも、自分を少し甘やかしてみてくださいね。体も心も、休ませてあげてください」

 

小泉さん「わかった。今日は早めに仕事を切り上げて、ゆっくり休むことにしまーす。心と体をケアするつもりで」

 

日向さん「それが一番!今度また元気になったら、料理教室で新しいメニューを教えてくださいね。楽しみにしています」

 

小泉さん「うん、ぜひ!そのときは心理学的に癒やされるメニューを考えてくるから、楽しみにしてて!」

 

 

今回の学び

体調不良の時は心も敏感になり、ネガティブになりがちです。自分に厳しくするのではなく、優しくいたわる「自己コンパッション」や、周囲のサポートに感謝することで、心身の回復を促し免疫力を高めることができます。