近年、将棋界の盛り上がりとともに、プロ棋士の心理戦術やメンタルコントロール術に注目が集まっています。
心理学は、将棋に限らず、仕事やプライベートなど、あらゆる場面で私たちを支える知恵の宝庫です。
本記事では、ライフ心理学アドバイザーとして活躍する日向さんと、将棋を趣味とする会社員の石井さんの対話を通して、将棋から学べる「攻めと守りの心理学」についてお届けします。
前回、将棋で負けた時に深く落ち込んでしまうという悩みを日向さんに相談した石井さん。
今回は、日向さんのアドバイスを実践した結果や、新たに生まれた悩みについて相談します。
日向さんは、「自分が教えたがりであり、すぐに心理学の話をしてしまう」という欠点を自覚しながらも、石井さんの悩みに寄り添い、具体的なアドバイスを送ります。
読者の皆様も、この対話を通して、日常生活に役立つ心理学のヒントを見つけてみてはいかがでしょうか。
日向さん「石井さん、こんにちは。今日は一段と集中してますね」
石井さん「あ、日向さん!こんにちは。今日は大事な対局があるんで。…あの、ところで、この前の日向さんのアドバイス、すごく役に立ってます!」
日向さん「え、本当ですか?嬉しいです。どんな風に役に立ったんですか」
石井さん「あの後、仕事でも『攻めと守り』を意識するようにしたんです。例えば、新しい顧客への提案は『攻め』、既存顧客との関係維持は『守り』って感じで」
日向さん「なるほど!具体的にはどんな風に実践したんですか?」
石井さん「新規顧客開拓は、今まで失敗を恐れてなかなか積極的になれなかったんですが、『失敗は学びの機会』って考えるようにしたら、少し気が楽になって。提案数も増えましたし、成約率も上がってきたんです!」
日向さん「素晴らしいですね!まさに『攻めの心理学』ですね。でも、無理しすぎていませんか?」
石井さん「それが、ちょっと最近、頑張りすぎて疲れちゃって。前の部署の後輩から仕事の相談を受けて、つい引き受けてしまったんです。でも、自分の仕事も忙しいし、正直ちょっと負担になってて…」
日向さん「それはちょっと『攻め』に偏りすぎているかもしれませんね。石井さんの場合、『守り』の部分も強化する必要があるかもしれません」
石井さん「具体的には、どんなことをすればいいんでしょう?」
日向さん「例えば、『ノー』と言う練習をするとか。自分のキャパシティを超えた仕事は、勇気を出して断ることも大切です。無理をしすぎると、心身のバランスを崩してしまうこともありますから」
石井さん「確かに。私、断るのが苦手で、つい『大丈夫できます』って言ってしまうんです。でも、そのせいで自分の時間がなくなって、ストレスが溜まってしまって」
日向さん「それは、まさに『守り』が不足している状態ですね。自分の時間や心の余裕を守ることも、長期的に見れば『攻め』につながります。休むことも、成長のための大切なプロセスなんですよ」
石井さん「休むことも、成長につながるんですね。でも、休んでいる間に周りに置いていかれるんじゃないかって不安になってしまって」
日向さん「よくある不安ですね。でも、本当に大切なのは、他人との比較ではなく、自分自身の成長です。焦らず、自分のペースで進んでいけばいいんです」
石井さん「自分自身の成長。そうですね、日向さんの言うとおりです。ところで、日向さんは、いつもどうやって『攻め』と『守り』のバランスを取っているんですか?」
日向さん「私も、ぜんぜん完璧にできているわけではありません。でも、ヨガや料理教室に通ったり、好きな本を読んだり、意識的にリラックスする時間を作るようにしています。それが、私にとっての『守り』ですね」
石井さん「なるほど…。私も、もっと自分のための時間を作ろうと思います。…そろそろ対局の時間です。今日は、前回のアドバイスを活かして、落ち着いて、最善を尽くしたいと思います」
日向さん「応援しています!あ、もし心理学に興味があったら、日本心理学普及協会の活動もチェックしてみてくださいね。石井さんのように、心理学を学びたいと思っている人のための講座や情報がたくさんあるんですよ」
石井さん「ありがとうございます!ぜひ見てみます!では、行ってきます」
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今回の学び 仕事や勝負事において、挑戦する「攻め」だけでなく、断る勇気や休息をとる「守り」も重要です。自分自身のキャパシティを守り、心身のバランスを整えることが、長期的にはパフォーマンスの向上と持続的な成長につながります。 |



